お題 | |||
マジシャンが料理対決する番組「マジクック!」で番組が進行不能となった事態とは? | |||
TYB 東京よいとこテレビ「マジクック!」製作チームさま 突然のお手紙失礼致します。 単刀直入に言います。我々はこの番組を降板させていただきます。 12年間本当にありがとうございました。 無能ディレクターが毎週入れ替わり立ち替わり弱い企画をごり押し、プロデューサーは局と代理店に媚びへつらう。我々には無理難題を押し付け、ほったらかしでぶっつけ本番。有望なADはどんどん辞めていく。番組の趣旨に全く合っていない14年前のYouTubeみたいな編集。真面目にやってる技術さん達が不憫でなりません。1カメさんのコーヒーマシンみたいな咳が何回編集をすり抜けてOAされたか。地獄以外の何物でもありません。 我々はマジシャンです。死人ではありません。 思えばこの番組で過ごした時間は常軌を逸した長さでした。ただでさえゴミ企画なのに収録時間が本当に長かった。信じられない長さです。30分番組で1日8本取りを週2回。ここ最近は特にそうですが、まるで1回の収録が12年間を生きたように感じられる濃密な生き地獄でした。 我々はマジシャンです。死人ではありません。 笑っちゃいますが(笑えませんが)、あの収録スタジオは実際に地獄の釜で茹でられてるかのように夏は蒸し風呂状態。冬はまるで冷凍庫。東京にもまだこんな奇怪な施設があったのかと感心しました。早く外に出たくてしょうがなかったです。どういう原理かは分かりませんが、外より雪が積もっていましたね。あの猛烈な寒暖差は砂漠の難民キャンプで開催した公演を思い出します。 我々はマジシャンです。ラクダではありません。 ついでに言うと今月からは1対1の対決形式ではなく、先週のマジシャンが使った食材を1つ使ってどんどん数珠繋ぎにマジクックしていく形となりましたね。なんですか、これは。 一体これをテレビでやって何が面白いのか誠に理解しかねます。テコ入れするにしても遅過ぎるし、唯一の取り柄だった対決の見応えさえも跡形もなく消え去りました。コロナ禍のTwitterで流行ったやつ? 我々はマジシャンです。うちで踊りません。 まず、よくコロナ禍の改編を突破したと思います。無駄に広いスタジオを持て余し過ぎています。まずなぜこんな内容で我々はあの殺人スタジオに毎週呼ばれなきゃ行けないのでしょうか?早く帰りたくてしょうがないんですから。 全言撤回します。やっぱり、うちで踊りたいです。 改めまして12年間本当にお疲れ様でした。茶番劇としては最高峰のエンターテインメントだった思います。 有限会社まじっくカンパニー代表 リカコ・フラッシュ | |||
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